Feed Oil 事業フィードオイル(飼料用油脂)事業

長年の技術と開発力で養殖魚に貢献

植田製油は1916年に魚鯨油の精製から創業しました。食用DHAオイルや養殖魚用飼料油脂(フィードオイル)には、当時からの基盤技術が活かされています。近年では、大学や研究機関との共同研究により養殖魚の種苗生産において効果を発揮する飼料用油脂を新規開発しました。植田製油の子会社であるユーエスケィ株式会社が飼料用油脂の販売とお客様対応を行っております。

About Feed Oilフィードオイルとは

水産養殖において、エネルギー源として養魚の増重を促進します。
養魚の成長に必要なω-3脂肪酸( DHAやEPAなど)の供給源として、脂溶性成分(脂溶性ビタミン、色素、リン脂質)の運搬体としての働きがあります。高度精製により不純物を除去しているため、臭いが少なく良好な色調です。

History

History

植田製油が販売開始に至るまで

1916年
魚鯨油の精製業から植田製油創業
1961年
養鱒部会がニジマス養魚用飼料油脂の検討試験
(スケトウダラの肝油が使用された)
1964年
養魚用餌料油脂研究会がフィードオイルの規格を制定
1987年
植田製油がフィードオイルの販売開始
1987年
魚油のウインター設備を新設
2008年
飼料用リン脂質の研究開始
2015年
ナイスマリンリピッドKW販売開始

製品紹介

Product 01

フィードオイル

ナイスフィードオイルS
ウインター油※を使用しており、冬場の結晶析出防止に適しております。
※ウィンタリングによりロウ分(結晶部分)を除去した油脂
ナイスフィードオイルDA
DHAを22%以上含み、養魚および採卵養鶏の飼料にも用いられております。
ナイスフィードオイルC
スケトウダラ主体油であり、冬場の結晶析出防止に適しております。
ナイスフィードオイルSD / ナイスフィードオイルRPL
魚油に植物油を混合しており、物性の調整が可能となっており、コスト削減効果に優れております。

Product 02

ナイスマリンリピッドKW
(リン脂質高含有油脂混合物)

水産養殖の種苗生産において人工配合飼料の開発が進んでいます。しかしクロマグロなど一部の魚では、通常の油脂(トリアシルグリセロール)では成長が不十分なため、すじこ油(DHAリン脂質高含有)が利用されています。当社のナイスマリンリピッドKWは、高価なすじこ油の代替品として、同等の効果を発揮することが確認されています。